オーダーメイドの仕立てに興味があり、米国を拠点に活動している方は、トランクショーのお知らせをいくつかご用意しています。今回は、アジアの仕立て屋がイタリアンスタイルを解釈します。 何十年もの間、オーダーメイドの仕立てに関心のある人々は、西ヨーロッパ、多くの場合イタリアで見習いをし、その後母国に戻って自分の事業を確立してきました。その中には、ナポリでアントニオ・パスカリエッロの下で2人目のアジア人見習いであるジュンもいる(1人目は植木紀之で、現在日本でサルトリア・チッチョを経営している)。見習い期間を終えた後、ジュンは韓国に戻り、現在は自身の旗印であるサルトリア・ナプロエタナ・ソウルで事業を展開しています。 ジュンのハウススタイルは、30年前にナポリの仕立て屋が与えたものに似た、適度なプロポーションです。肩は柔らかく、パッドが最小限に抑えられています。ボディはクラシックなアトリーニ風の3枚のパネルパターンが特徴です(ただし、生地や表現したいスタイルに基づいて調整することがよくあります)。ナポリの仕立ては非常に柔らかい傾向があるため、体にやや近づきます。しかし、プレタポルテに見られるスリムフィットのシルエットとは異なり、依然として非常にクラシックなカットです。 このタイプの仕立ては、暑さに耐えるために柔らかく軽い衣服を好む温暖な気候に住んでいる人に適しています。クラシックなスタイルは好きだけど、もう少し若々しいスタイルが欲しい人にも適しています。 東紀之の工房はもともとサルトリア・ドメニコと名付けられ、仕立ては日曜日しか働けなかった副業だったことからそう名付けられました。現在はフルタイムの仕事なので、サルトリア・ラファニエッロという名前で活動している。 元パスカリエッロの見習いである東の作品は、ナポリのテーラリングからも影響を受けています。これもまた、柔らかく、最小限のパッド入りの肩を意味するため、ジャケットはサヴィル ロウの一部の家に関連付けられる硬いハンティング ジャケットよりもカーディガンのように着用されます。また、胸の先端から裾まで伸びる延長されたフロントダーツも意味します。そして、クラシックではありますが、少しスリムな短いジャケットです。 東は現在、すでにニューヨークでトランクショーを開催している。9月21日(日)まで滞在するので、会いたい方は早めに連絡を取ると良いでしょう。 最後に、私のいつもの開示は、私はこれらの仕立て屋とは、金銭的であろうとなかろうと関係がないということです。これらの発表をしても、お金も、リベートも、景品も、割引も、その他何も得られません。 私がこれらの発表を行うのは、単にクラフトベースの服が大好きで、人々と仕立て屋をつなぐことが喜びだからです。ご不明な点がございましたら、私は仕立て屋の代表ではないため、仕立て屋に直接お問い合わせください。